あっという間に新シーズンがはじめり
フィギュアスケートのルール改正もありました。
なんかもう完全に乗り遅れてしまったのですが整理したいと思います。
男子シングル主なルール変更
ISUルールこちら
ISUルール日本語GOE表などこちら
- 男子フリー演技時間
4分30秒→4分
- 男子フリーのジャンプの本数
8本→7本
- 出来栄えGOE
7段階→11段階(-5〜+5)
- ジャンプ制限
3回転以上は2種類のみ2度まで可→3回転2種類のみ2度まで可&うち4回転は1種類のみ2度可
- 後半ボーナス
演技後半ジャンプ基礎点×1.1倍→SP後半1本のみ、FS後半3本のみ基礎点×1.1
- コレオシークエンス
基礎点2.0→3.0
種類 | 旧基礎点 | 新基礎点 | |
2A | 3.3 | 3.3 | -0.0 |
3T | 4.3 | 4.2 | -0.1 |
3S | 4.4 | 4.3 | -0.1 |
3Lo | 5.1 | 4.9 | -0.2 |
3F | 5.3 | 5.3 | -0.0 |
3Lz | 6.0 | 5.9 | -0.1 |
3A | 8.5 | 8.0 | -0.5 |
4T | 10.3 | 9.5 | -0.8 |
4S | 10.5 | 9.7 | -0.8 |
4Lo | 12.0 | 10.5 | -1.5 |
4F | 12.3 | 11.0 | -1.3 |
4Lz | 13.6 | 11.5 | -2.1 |
4A | 15.0 | 12.5 | -2.5 |
ほぼすべてのジャンプで基礎点が下がっています。
4回転半に至っては12.5という対して恩恵のない基礎点です。
それでもチャレンジしてくる選手はいるのでしょうか?
コレオの点数が上がったので嬉しいです。
GOEは11段階!
GOEが11段階の-5〜+5になりました。
最近ではTESカウンターがつくこともありジャンプ以外にも点数が付いていることがよくわかるようになりました。
さらにGOE表示も出ることもありますが
あれ?GOE+3とかじゃなく細かい点数になってる?
なんで?
と思う人もいるかと思います。
GOEは1段階に基礎点の10%の増減でした。
つまり
3Tの基礎点は4.2
その10%の0.42が増減されます。
GOE+1なら+0.42
+2なら基礎点に20%の+0.84が加算されます。なるほど!!
2018年のルール改正では
GOE-5ならば基礎点の-50%ということです。
4回転を失敗してしまうと・・・・
4Lz 基礎点13.6
失敗GOE-4 点数にすると-5.44
13.6-5.44=8.16
だったのですが
新ルールでは
4Lz基礎点11.5
失敗GOE-5
基礎点の-50%
11.5-5.75=5.75
4回転ルッツを飛ぶよりも3回転ルッツを加点減点なしで飛ぶほうが点数が入るようになりました。
2回転に抜けた上に転倒した場合ほぼ0点ですね(体力のみ消耗)
選手がこのルールのもとどんな戦い方を選ぶのかも楽しみです。
※間違い指摘お願いします!
GOE評価方法
詳しくは公式をみてください
ISU公式こちら
ジャンプに絞りますがGOE評価方法
高さ及び距離が非常に良い
踏切及び着氷が良い
開始から終了まで無駄な力が全くない
の3項目全て満たされなければGOE+4以上にはならない
そのため高さ及び距離がない低空高速回転系ジャンプの選手は
他の4項目を満たしてもMAXで+3にしかなりません。
(と。いうことだと思うのですが。)
これに関しては今までもジャンプでMAX加点の出ない選手は他で加点を取るという戦い方をしてきているので今までと変わらない感じなのでしょうか・・・?2段階も差があるときついか・・?
男子の衣装
なんと!やっと男子の衣装のタイツがOKになりました!
タイツじゃないのにムキムキ過ぎてタイツ判定の減点をもらってしまったマックス・アーロンは引退してしまいましたが今後同じようなムキムキ体型のスケーターが出てきてもタイツ減点されません!
スケスケ衣装もタイツも解禁された男子シングル
最初にタイツを履いてくるのは誰でしょうか??